カレン族の子供

今年もあと2ヶ月を残すころになって、インドシナも乾期を迎えたようだ。山や国境線を渡り歩いて、ほんとうに少数民族の文化がどんどん平地民と同じようになっていくことに少しあせり気味だ。民族服を日常的に着る人々はどんどん減ってゆく。民族のアイデンティティーが言葉と、コスチュームに大きく依存しているこれらの人々が、普通にタイ語や平地ラオ語をしゃべるようになり、交通路の発達で平地民との交流がどんどん進んでいくともう、外見は見分けもつかなくなってしまう。それがいいことか悪いことかは私にはわからないが。
私にできるのは今のうちにどんどん写真をとり記録することだけのようだ。