撮る側と撮られる側の距離感

最近考えるのは、山の民を撮影するときの距離感。
もちろんいきなり村に押しかけて撮影なんてことはしない。どの村も付き合いを重ねることが大切だと思うし、村長(むらおさ)とのコミュニケーションなしでは、警戒されるかお金を無心されるかだろう。
いまだに山の民の中には「写真を撮られる=影を盗られる」と考える人々も多い。とくにアカ族ではそれを強く感じる。無理強いしても何にもならない。地方地方、あるは村々でもむらびとのカメラに対する感じ方は全然違う。そういう繊細な部分は絶対に譲れないし大切にしたいと思う。