カレン族の子供

今年もあと2ヶ月を残すころになって、インドシナも乾期を迎えたようだ。山や国境線を渡り歩いて、ほんとうに少数民族の文化がどんどん平地民と同じようになっていくことに少しあせり気味だ。民族服を日常的に着る人々はどんどん減ってゆく。民族のアイデンティティーが言葉と、コスチュームに大きく依存しているこれらの人々が、普通にタイ語や平地ラオ語をしゃべるようになり、交通路の発達で平地民との交流がどんどん進んでいくともう、外見は見分けもつかなくなってしまう。それがいいことか悪いことかは私にはわからないが。
私にできるのは今のうちにどんどん写真をとり記録することだけのようだ。

今日は役所に行ってきました

 悪口じゃないけれどタイの役所は一回の用事で必ず2回行くことになる。電話であれこれ問い合わせて書面を準備して万全の態勢で出向くのだけれど、何かが引っかかって、再提出とか追加書類の提出とかになる。日本の場合は窓口でアドバイスをあれこれ聞いていると最後は「まぁ。今回はこれで認めて置きますけど次回からは注意してください。」となるのだが、タイの場合はアドバイスが延々と続いて書類は突き返される。文化の違いかとも思うのだが、だったらいろいろグチグチ言わずに「これが足りない。以上!」のほうが潔くていいと思うのだが。
 文と写真は関係有りません。(チェンセンのラオスへの渡しのボート)

南ラオスの小学校にて

チャンパサックのとある村の小学校にて。

この学校にもしばしば通っている。この子らが大きくなる頃にこの国はどうなっているだろう?
自分としては、この国はこのままでいてくれたらという気持ちが強いけど、
結局それは彼らの決めることだということもわかっているつもり。

カレン族

タイの山岳地帯に暮らす少数民族はだんだんとタイ族と交じり合って行き、あるいはもう民族衣装はハレの日にしか着ることも無くどんどん伝統が失われてゆく。いま写真に収めておかないともう2度と撮れなくなってゆくのかも。