ラオスの物乞い

チェンライ県チェンセーンから、パスポートも使わずにラオスに渡れる場所がある。といっても、メコン河の中の島なので問題ないということだろう。この島にはラオスには珍しく乞食がいる。表情も険しい。彼らよりもっと貧しい人々ももちろんラオス国内には多くいるが、貧しいことは別に彼らの尊厳を侵食してゆくことにはなっていない。
観光地はどうしてもこういう風になってしまう。残念だけど。

撮る側と撮られる側の距離感

最近考えるのは、山の民を撮影するときの距離感。
もちろんいきなり村に押しかけて撮影なんてことはしない。どの村も付き合いを重ねることが大切だと思うし、村長(むらおさ)とのコミュニケーションなしでは、警戒されるかお金を無心されるかだろう。
いまだに山の民の中には「写真を撮られる=影を盗られる」と考える人々も多い。とくにアカ族ではそれを強く感じる。無理強いしても何にもならない。地方地方、あるは村々でもむらびとのカメラに対する感じ方は全然違う。そういう繊細な部分は絶対に譲れないし大切にしたいと思う。

土曜日や日曜日は

たまにはカオサンロードあたりに出かけてみる。
何だかもう外見が旅行者らしくないようなので、
日本食屋の日本人オーナーに
「あなたカオサン住民じゃないですね?」って言われたり。