ムアンシンの町

ボーテンの中国国境からいちどルアンナムターの交差点近くまで戻って、そのまままた小1時間ほど移動すると、ムアンシンという町にたどり着く。ここからまたもうひとつの中国国境へゆく道がある。アディマと言う町で、地元の人に聞くとここも中国とラオスの緩衝地帯のようになっているという。
 ただ、ガイドブック等にはここに外国人が足を踏み入れることのできるようなあいまいに書いているものもあるが、絶対入れない。入れるのは地元の中国人とラオス人だけで、途中の検問を通過できない。もちろん地元の小型トラック(ソンテオ)でも雇って、現地人の中にまぎれていれば可能かもしれないが。警察と散々やりあったが取り付く島も無かった。
 ムアンシンの町はそんな国境の話よりも、東チベット系山岳民族の村々へのアクセスのための入り口として有名だ。市場が町の中から少し離れにある。早起きをして市場に向かえば、いろいろな山の民たちに出会うことができる。